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初めての方向け:クレジットカード?2

前回記事に引き続き、クレジットカードに関するお話です。まだあるの?と思われるかもしれませんが、もう少しお付き合い下さい。
今回はちょっと突っ込んだ話をしていきたいと思います。



前回記事を読んでる前提なので、まだ読んでない方はこちらの記事をご参照下さいね。
https://upupboo.hatenablog.com/entry/2018/10/04/212821

さて、今回も実際取得するにあたっての注意すべき点、という話になります。
なんだかんだでお金に纏わる事は甘言と裏の真実というものがあります。ちっちゃく注意事項が載ってたりする事もありますのでちゃんと調べてから取得する方が無難ですよ。

避けた方が良いカード

さて、自分に合うカードを見つけた後は応募するだけですが、そのカードがホントに取得するべきものなのか検証してみましょう。特に公式サイト等では載っていない注意すべき点があったりします。
今は個人ブログで感想があったり、クレジットカードの専門家による解説なんかも載ってますから割りと簡単に調べる事が出来ますよ。
例えばその取得したいカードは
①リボ払い専用のカード
②ゴールド、プラチナカード
③ポイント換算が不利
電子マネーにポイントが付かない、そもそも対応してない
ではないでしょうか?初めての方には上記のオススメが出来ません。

その理由ですが
①読んで字のごとく、購入したものを全てリボ払い前提で対応する為危険なのです。一定の金額以上(自分で設定可能、上限がある場合も)をリボ払いに自動的に切り替えるシステムの為、急な出費が有った時が怖いですね。
そもそも普通のカードにリボ払い機能付いているにも関わらずリボ払い専用を取得する意味合いが薄いと思います。通常のカードより還元措置はあるそうですが、手間が掛かる為余りオススメは出来ません。

②ゴールドやプラチナはメリットが大きくなります。本来は重要顧客用だったのですが、今は意味合いが薄くなり、取得難易度は下がりました。
それでも、クレジットカードを使った事の無い人に簡単に門戸を開けてくれる程ハードルの低いものは少ないと思われます。大企業に勤めていて、収入がかなり高いのならわかりませんが、それでも一般的には難しいでしょう。

③これはそこまで気にする必要は無いかも知れません。
ポイント換算は会社毎によって違います。例えば100円1Pの場合もあれば1000円1Pなんて事もありますし、更に会計毎や月単位の使用金額、税抜や税込で判断する事も有る為、普段購入するものの金額によっては割りと損します。

④個人的にはこれが一番重要だと思います。
今、世の中には数多の電子マネーが存在しますが、それにチャージが出来る出来ないはかなりの違いが生み出せます。私のプライベートではメインでモバイルsuicaを活用していますが、これが無い生活にはもう戻れません。同じ金額のものを購入するにしても大きな差が生まれますし、とにかく利便性が高いので。
後はクレジットカードにスキミングという犯罪があります。磁気テープから情報を抜き出して不正利用を行う事ですが、クレジットカードを直接使うのではなく電子マネーを利用すれば、接触する回数は格段に減らせます。
※最近は非接触タイプのスキミング犯罪も増えているそうなので確実とは言い切れませんが、効果は高いと思われます。

自己判断になりますが、この点を上手く使って考えて貰えればいいなー、と思ってます。
あなたが欲しいもので上記の点がカバーされてれば幸い、もし違う場合は一考の余地有りです。

信用情報とは?

『まぁ試しに目的のカードを取ってみればいいじゃん。駄目なら違うカードすぐ取得すれば問題ないでしょ?』と考える方もいます。私も最初はそう考えてました。後々、足を引っ張られてしまいましたが...

『信用情報(クレジットヒストリー)』というものをご存知でしょうか?
あなたが今まで行ってきた過去の借金やクレジットカードの利用、これらは全てこのクレヒスに登録されています。
借金なんかしたことはない!という方も以外と情報が載ってたりする事もありますよ。
例えば、スマホの分割購入。今は分割支払いがメインとなっています。安くなるとか色んな理由で分割を薦められますよね?これらは借金やローンに該当する為信用情報として扱われます。順当に支払いを積み重ねて完済すれば特に問題ない話ですが、もし遅延や未払いが存在した場合、クレヒスにキズが付きます。結果として、クレジットカードの審査に落ちたり、ローン審査が厳しくなったりするのです。
今回のすぐ別のカードを取得しようとする件についての影響ですが、一度に複数件の申し込みや立て続けに申し込みをすると、申し込み情報がクレヒスに記載されます。
そして審査の為にクレヒスを確認したカード会社からみたら『お金に困っている人』疑いを掛けられます。つまり、お金の返済が出来ない可能性、貸し倒れのリスクを懸念されてしまうのです。
こうなってしまうと審査に通らなくなってしまう可能性が格段に高くなってしまいます。

この事態を避けるためにも短期間の複数申込は控えましょう。
一度申し込みした情報は6ヵ月は残り続けますので、1、2件申し込んだら半年程度は空けてからでないとよっぽど良好な属性(収入、貯金、就業先の良し悪し)持ちではない限り、審査落ちが続く恐れがあります。
もしあなたが過去に支払いの遅滞や未払いが発生していた場合、クレヒスには5年間の情報保持がありますので、その間はその汚点がずっと残ります。この場合はハードルの低めなカードを作って、粛々とクレヒスの履歴を正常なマーク($マーク)で埋めていくのが無難ですよ。


因みにクレヒスを積み上げる事により審査が通りやすくなる事もあります。
クレジットカードの発行会社には
・銀行系(三井住友、みずほ、JCB等)
信販系(オリコ、NICOS等)
・流通系(セブン、丸井、イオン等)
・独立系(NTT、SBI等)
交通系(JR、京急、東急、東京メトロ等)
・航空系(ANAJAL等)
・石油系(出光、コスモ、シェル等)
外資系(AMEX、diners club)
・金融系(アコム、ライフ、モビット等)
とありますが固い企業程、クレヒスを重視していく、と言われています。
あなたが欲しいカードはどれに該当するでしょうか?銀行系ならまずは他のカードを取る事をオススメします。通れば問題無いでしょうが、通らなければ違うカード取って...クレヒス貯めて...なんてしなければなりませんし、もし違うカードも落ちたら目も当てられません。
オススメは最初にハードルの低めなカード一枚取得、そして続いて目的のカードを取得する流れが無難だと思います。勿論、良好な属性をお持ちの方なら直接申し込みに行っても大丈夫だと思いますが、保険として他のカード持つ事も大事ですよ。

国際ブランドについて

最後に国際ブランドについての話です。
国際ブランドって何ぞ?という話ですが、カード決済を担っているインフラ業者の様なものです。
例えるならコンビニ。色んなコンビニがありますが、個人経営でオリジナルブランドのコンビニが殆ど無いのは、大手のコンビニ企業なら発注から顧客フォローまでの流れを各社独自のシステムで簡易化出来るからです。名義を借りて、システムを借りる事で手間の削減が出来るのでオリジナルブランドと自体が少ないのです。新規で開拓していくより、既に確立された道を歩いた方が楽ですからね。
クレジットカードも同様です。新規で決済システムの構築を行うより既存のシステムに便乗した方がコストが掛かりません。クレジットカードの使える加盟店を開拓して道筋を作ったのが国際ブランドという訳です。
そもそもインフラが大規模過ぎて今更新規が立ち入れない気もしますが。

国際ブランドは七大ブランドとも言われ、
・VISA
・mastercard
・AMERICAN EXPRESS
JCB
・Diners Club
銀聯
・discover
を指します。
最大の違いは加盟店数でしょうか。世界で最も加盟店数が最も多いと言われるVISA、次いでmastercardを持っておけば日本も国外も何とかなります。この二社でクレジットカード決済の殆どを担っている、と言っても過言ではありません。更にブランド毎に付随するサービスの中でも汎用性の高いものが多いので、迷ったらこのどちらかで大丈夫、という安心感があります。

それと、忘れてはいけないのが日本が誇る国際ブランドのJCBですね。上記二つに比べると流石に見劣りしてしまいますが、日本やハワイ等にも対応可能で最近はロシアや東南アジアにも進出しています。
国内では加盟店数の最大規模です...が正直VISAやMastercardとそこまで差は無いかもしれません。そもそもJCBしか使えない店って今の所見た記憶が...
聞くところによるとJCBは加盟店手数料(一般的に利用したカードの売上から数%を徴収するのが、カード会社の利益。店側としては利益の一部を提供することになる)が少々高めだそうで、それが原因でしょうか。

またJCBはAMEXのアクワイアラ(加盟店促進業務)も引き受けています。その為、JCBが使えるところは例外はありますが、AMEXも使える所が多いですね。イベント等、事業提携もよく行っている印象です。
AMEXは知名度が高いカードです。クレジットカードは詳しく知らなくても名前は聞いたことのある人は多いのではないでしょうか。
昔はよくカードにステータスが付随すると言われていましたが、元々はAMEXの事を指していました。何せゴールドカードやプラチナカードを初めて作ったのが、AMEXですからね。今は門戸が開いてステータス云々はあまり気にしなくても問題ないと思います。カードの年会費が高い点は注意した方が良いですが、それに見合うサービスの提供がされており、流石の老舗ブランドといったところです。独自のイベントやトラベル、エンターテイメントに特化しているので、富裕層御用達ですね。

Diners Clubは昔に比べると知名度は下がったような印象を受けます。こちらもAMEX同様エンターテイメントにも特化していますが、更にプレミアムカードのマイル還元率が高く、使う人を選ぶ印象です。やっぱりこれも富裕層御用達な印象ですね。

中国銀聯や米国のdiscoverはどっちかというと日本よりその国に根付いたブランドなので、海外在住や、旅行によく行く事がない限りは取得する必要がないと思います。そもそも日本で使いづらいですし...

というのが国際ブランドのざっくりとした総評です。個人的には最低限としてVISAかMastercardと他のブランドの計2枚以上があれば便利かな、と感じます。いざ使おうとしたら使えませんでした、なんて事があっては困りますしね。


以上、長々と下記連ねましたが、これ等も判断基準の一つにしてもらえれば幸いです。
個人的にはまず、有名で無難なカードを取得し、ある程度経ったら目的のカードに移るのがベターじゃないかと思います。
参考までに私はまず丸井のエポスカードを取得して、その他のカードに手を出し始めました。
楽天カードエポスカードは年会費が無料で比較的ハードルの低いカードだと思われます。良好なクレヒスを作り、AMEXや銀行系等の目的のカードを取る為にもまずは試しにいかがでしょうか?


ご精読ありがとうございました。