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初めての方向け:クレジットカード?

投資の件の箸休め的に、前回の記事に引き続いてクレジットカードについてのお話です。
初めて取得する際に注意しなければならないことやオススメのカードに関する内容になります。



まずクレジットカードというのはどういうものか、という話になります。
何故お得になるのか?ポイントとはどういう物を指すのか?を知っておきましょう。


ざっくり言うとクレジットカードとは自身に対する信用を指すものになります。
カード会社毎に『貴方の信用はこのくらいね』と与信枠(貸せる限度額)を設定されるのです。与信枠には二種類ありますが、『ショッピング枠(通称S枠)』と『キャッシング枠(通称C枠)』があります。基本的にS枠にC枠が組み込まれるのでキャッシングした分だけS枠の利用可能金額が減ってしまいます。

S枠は主にクレジットカードでの買い物に消費されます。
例えばS枠の上限が50万円だったら、50万円分の買い物をする事が出来ます。そして使用した分の金額が翌月~翌々月に請求される訳です。ここまでは割りと知られている事じゃないか、と思われます。

続いてC枠ですが、これは貸金する事を指します。手間も掛からずにお金を借りれますので、急な出費があった時など便利かもしれません。ただし、キャッシングは金利が高めになっており、年14~18%程度掛かります。
計算方法は『借りた金額×年利/365(閏年は366)』となります。
目安としては1万円のキャッシングに対して1ヶ月31日返済で117~151円程、場合によってはこれにATM手数料が乗りますので、300円以上掛かる事もあります。利用すればする程、結果的に損をする事を忘れずに。


続いてリボルビング払いに関してのお話です。
巷で恐ろしい噂のリボ払いなんですが、大概の会社でかなり薦められます。理由はたった一つ、利益率が高いからです。
まず、リボ払いにはリボ払い専用の枠がありますが基本的にS枠と同額で設定され、その制限内の購入であれば支払いを繰延られるというメリットがあります。
つまり、現時点では手元にお金が無くとも月々の一定額支払いで賄える為便利だという話です。10万円の商品を購入して月々5千円の支払いだ!なんて事も出来る訳です。

問題はそれにかかる金利手数料ですが、手元にお金が無いのに購入したということは、カード会社に対して借金してるようなものですから、借金に対する手数料が掛かるのですが、これが通常の利息とは考え方が違います。正直各社毎に金利も違うしわかりづらかったので、ざっくりの説明になりますが...
①定額リボ払い
設定した一定の金額を払い続ける。
②定率リボ払い
リボ払いに変更した金額に一定の割合(各社により異なる)を掛けた金額を最小返済額として設定。
③残高スライドリボ払い
リボ払いに変更した金額に対し、段階的に利息割合を変更する。元本が減っていれば少ない利息だが、元本が増えると利息が増える為、泥沼化しやすいイメージ
※共通で『元利定額(支払った金額を利息と元本返済で分ける)』『元金定額(元本返済+利息上乗せで返済)』の二種類がある。カードローンや銀行等、金融系で差がある。

JCB様に分かりやすいシミュレーションがあったので参考にしてみました。
例えば年利15%と仮定し、10万円分の商品を購入して月々5000円支払いしていった場合

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(引用元:Jcbのショッピングリボ払いのシミュレーション)

...といった感じでトータルで112891円の支払いになります。リボ払いによって1割弱増えてますね。
極端な例を上げると、年利15%のままリボ払い100万円、月々1万円定額払いになった場合、完済まで8年弱掛かり、支払い合計金額は1628930円!何と1.5倍以上の負担が掛かってしまうのです。

リボ払いは一時的な急場凌ぎとしては便利かもしれません。ただ、利用し続けて残債を増やしたままにしておくと、どんどん金利手数料が膨らんでしまい、最終的に首が回らなくなってしまいますよ。

まぁ、そんな恐ろしいリボ払いやキャッシングに関しては利用しなければいいだけです。結果として自分が損するだけ、ということを認識していれば手を出す事は基本無いと思います。自分の身の丈にあった生活を心掛けましょう。

そう言えば某所でS枠200万円リボ払いの天井まで行ってる人が居ましたがアレどうしたんだろうか。
計算したら月々3万円支払いでも完済までの手数料が80万円越えてるんだよなぁ...


とまぁ、キツい事ばっかり書いていますがここからが本題。
どのクレジットカードも(特殊な例を除いて)優待割引や還元措置といったお得なサービスが受けられます。これはクレジットカード自体に会員証のような意味合いが強いからです。カードの種類によっては年会費を納める事もあれば無料の場合もあります。

代表的なものですと、イオンで使うとお得なイオンカードセレクトや丸井(OIOI)の優待割引のあるエポスカード楽天市場で有名な楽天カード等が該当しますね。
これらのカードを発行している理由は購買層を一定に保つ為、クレジットカードを発行して自社囲いするのです。割引してくれる店としてくれない店なら前者を選ぶのは心理としても当然ですよね。

ポイントシステムも大概のカードについていますが、種類は千差万別。1ポイントの価値も還元率もカード毎に違う為、選ぶ時は注意しましょう。
例えば楽天カードのポイント、楽天スーパーポイントは基本1ポイント1円で楽天市場楽天edyにチャージが出来ます。エポスカードのエポスポイントも丸井での購入時の割引や専用のプリペイドカードへ1ポイント1円でチャージが可能です。
これらはキャンペーン等を除いた場合、基本的に購入時に楽天なら100円で1ポイント、エポスなら200円で1ポイントの付与があります。
しかし、日本を代表するJCBが出しているオリジナルシリーズはOki Dokiポイントは1ポイント約5円で換算されます。『約』5円というのはポイントの還元先による所が大きい為です。場合によっては2.5円程度の価値になる事もあります。また付与は1000円に付き1ポイントとなります。
他にもSuMi TRUST CLUBカードのように100円で3ポイント、還元率は1ポイント0.25~0.4円といったものもあります。

また、ポイントにも有効期限が有ったり無かったりします。有効期限有りの場合、ポイントの最低交換数の兼ね合いで『たまったポイントが使えずに終わる』事もあります。割りとよくある罠ですね。

この様に同じポイントシステムがあっても詳細が全く違う事もありますので、自分の生活圏にあったものを選ぶようにしましょう。
何より私が重視しているのは『そのポイントが使いやすいか』。使えないまま貯まるよりは汎用性があった方が生活が潤います。勿論、還元率が高いにこした事は有りません。ですが、2つを高い基準で両立させる事って中々難しいんですよね。住んでる地域によったりもしますから。


以上、クレジットカードを取得するなら知っておいて損は無いという話でした。
一口にクレジットカードと言っても選択肢は多岐に渡る、という点をお忘れなく。

個人的に取得するなら以下の点を基準においたほうがいいと考えます。
①年会費はいくらか
②生活圏に密着しているか←最重要
③還元率はどのくらいか
④還元先は使いやすいものか←重要

あと忘れてはいけないのが、応募審査前にも何点か注意事項がある、ということですね。特にクレジットカードの利用が今まで無い、という方は特に気をつけてほしいのですが、それはまた次回にて。

ご精読ありがとうございました。