投資初心者あっぷのお金貯めたいブログ

お金に関する事や雑記的なブログ

初めての方向け:株でも始めようか?

皆様、日々のお仕事お疲れ様です。

いやぁ、忙しさと体調不良でかなり日が空いちゃいました...忙しい時期にやるネタでは無かったなぁ。体調不良って言っても寝不足ですし、大したことは無いんですけどね。休みが睡眠で終わる悲しみ....


私は休み前ということもあり、今日も今日とて完徹勤務でした。最近仕事量増えすぎなんだよなぁ、つらたん。
こんな生活続けてたら残り少ない寿命がより加速してしまう、早くお金を貯めたい...といってもすぐ貯まる訳もなく。疲労とお金の貯まり方が比例すればいいのに。

まぁ、愚痴っても仕方ないので、先ずは一歩ずつ確実に泥沼から抜け出す方法を探しましょうか。貧乏人はリスクを押さえてコツコツやっていくしかないですしね。

というわけで株の話でもしていきましょうか。




f:id:upupboost:20181111211432p:plain

そもそも株ってなんなの?

おいおい株ってスゲー損したりスゲー儲かったりするリスキーな奴なんじゃないの?とか思われた方もいるかもしれません。実際、私はそう思ってました。しかし、株は使った金額以上には損をしません。
自制を失い、全財産を使った結果、大損しましたとかはありえます。株の価値を完全に喪失することもありえますが、よっぽどの大規模不祥事やのような突発的事態が起きたり、何年も目標未達で赤字が続くような企業で無い限りはいきなりに0になることは基本的にありません。急にグーンと下降線を下っていくことはままあることでしょうが。

そこら辺のイメージは株とFXが入り交じっている感じなので改めて説明しますと、
・株は企業が資金を集める為に発行する『会社の価値を分散して売却する為の券』です。
・株の価値はまず、業績や公募価格から証券会社が決定し、それを新規公開株(IPO)として投資家に売却します。
・新規公開株は100株単位で投資家に売却され、投資家は更にそれを市場に売却、別の投資家が注文することで価値の変動が発生します。

最初の公募価格は企業側のアピールや決算書、財務表等から成長率、余剰資金、利益を算出され、それを元に仮の上限下限を決め、更にアンケート形式で投資家がいくらなら買うか、という確認を取った上で決定します。
そして公募価格で売却した分の利益は証券会社の手数料分を除いて全て企業の資産となります。企業の価値を分散させたものですしね。この資産を用いて事業拡大の礎にしたり、キャッシュフローの改善を行ったりする訳です。

企業は株を提供するだけで、その後の変動には『基本的には』関わりがありません。だから株価が安かろうが高かろうが、一度売却さえしてしまえば関わるのは投資をする人、株の保有者だけです。

株価ってどう決まってるの?

株は基本的に一株単位で価格が決まっています。そして売買単位は単元株という100株が基本となります。ミニ株等で1株単位で取り扱う場合もありますが、そもそも1株だけ持っていても余り意味はないですね。株主優待も基本的には100株からが多いです。

株価は需要と供給によって成り立っています。欲しい人が多ければ値段は上がりますし、売る人が多ければ値段は下がります。ただし、更に細かい変動理由が存在します。

○注文方法

指値と成行で別れます。
指値は読んで字のごとく指定の値の売りや買い注文が出たら約定(売買の確約)します。もし、指値の金額に至らない場合は約定せずに売買がされません。
成行は金額を決めずに売買することです。その為高めで購入や低めで売却等もあり得ます。リスクはありますが、指値と違い市場に株が出されていれば確実に売買出来るメリットがあります。

○注文時間

価格は時間帯によって決まり方が変わります。
①取引開始~11:30まで(前場)や12:30~15:00(後場)の間はザラ場方式
②それ以外の取引時間外は板寄せ方式
これらは需要と供給が最も反映されます。時間帯によって決定方式が変わりますが、基本的な考え方は変わりません。
また始値には値幅制限が設けられている為、板寄せ方式の場合は値幅制限内での注文しか出来なくなります。

○優先原則

株を売買する際は
①価格優先の原則(株の購入は安く売却は高く、注文者が得になるよう売買を行う)
②時間優先の原則(売買の順番は注文順に行われる。板寄せ方式の場合は適用されない)
の二つが適用されます。

以上の三点を考慮した上で決定されます。また、最も重要なのは決定する方式です。

○ザラ場方式

市場の開いている時間に決める方法です。具体的には9:00~11:30(前場)、12:30~15:00(後場)を指します。
注文同士のすり合わせをリアルタイムで行いますので、株価は随時変動します。この売買は時間優先の原則に従い先に注文された物が約定されていくので、値動きが激しい時は指値の約定が難しいこともあるので注意が必要です。
また、特別気配と言われる一方の注文が集中してしまうこともあります。大きなニュースがあった際の暴落や暴騰時の前におこりやすく、『特』または『S』と表記されますが、この場合は一旦売買が停止されます。
その後、解消する為に下記の板寄せ方式に切り替わります。どんどん株価が上昇、または下落が予想されますが、全く動きが無いまま市場が閉じた場合はストップ高、もしくはストップ安で値幅制限の上限、もしくは下限まで価格変動します。

○板寄せ方式

始値を決める為の物なので、9:00前や11:30~12:30等、市場の取引時間外に適用されます。この場合、全ての注文に対し、同時にすり合わせを行いますので、注文した順番等は考慮されません。
また以下の条件を満たす事が前提となります。
条件①→成行注文が全て約定する
条件②→約定値より高い買い、安い売却注文を全て約定させる
条件③→約定値の売り、もしくは買いのどちらかを全て約定する

実際の売買は市場が開いた時にしかされませんので、注文だけがひたすら溜まっていく状態です。そこから価格優先の法則に従い、売却される株と購入される株を約定していきます。
①まず、売り注文と買い注文の数が逆転する数を調べて、それを『仮の始値、約定値』とします。
②最初に消化されるのは成行注文です。売りと買いの成行注文同士が約定されます。
③売りの成行注文が余った場合は約定値より高い買い指値注文と約定させます。逆に買いの成行注文が余った場合は約定値より安い指値注文と約定させます。これで成行注文は終了。
④次に指値注文を約定させますが、指値購入では『指定された金額以下の購入のみ』なので、購入出来る中で最も高値を出した指値注文から順に約定させていきます。
⑤最終的に指値で売れ残った注文、もしくは購入希望の株価が始値となります。


ぶっちゃけ説明が難しい...ので、一応これが分かりやすかったというのをおいておきます。
まだまだ勉強が足りないのを痛感しました...

allabout.co.jp
www.rakuten-sec.co.jp

株価はリアルタイムで進行します。何かしらの不安要素や好転材料があるだけですぐ上げ下げすることもあるので、市場が開いている間はニュースや情報を常にチェックしておく必要が出てきてしまいます。
キャピタルゲイン(購入時と売却時の売買差益)を得られるのは大きいですが、私生活に悪影響出そう...

どんな株を買ったら良いの?

株価はその会社の成長率を参考に割高か割安かを判断します。主にPER(株価収益率)PBR(株価純資産倍率)PCFR(株価キャッシュフロー倍率)が指数として有名ですね。

○PERとは

まずEPSというものについて。EPSとはその企業の年間利益と総株数を割って、一株単位の利益を指します。例えばある企業の年間利益が1000万円、総株数が10万円ならEPSは100円となります。
そして、PERは『現在の株価÷EPS』で計算されます。つまり、現在の株価と純利益を見比べて割安、割高の判断をします。
日本企業全体のPER基準は凡そEPSの15倍前後と言われています。
先程の例えを引用するとEPS100円の場合、現在株価が1300円までなら割安判断、1700以上で有れば割高になると考えられます。

しかし、基準となる数字は企業の業種によっても異なります。特に成長率の著しい分野においてはPERの平均が100倍を越えることもありますので、同業種他企業と見比べてみないと分かりづらい為、注意が必要です。

○PBRとは

現在の株価が1株あたりの純資産が何倍なのか、この倍率がPBRです。
PBRの計算方法は『株価÷(総資産÷株式総発行枚数)』で計算されます。
例えば現在の株価が1000円、1株あたりの金額が1000円なら等倍となる為適正価格と見なされますが、もし株価1000円なのに1株あたりの金額が500円ならPBRは2倍となり、現在は適正より高く見積もられ割高になっているのが分かります。
資産というのはその会社の本来の実力、株価は投資家という第三者からの評価ですから最終的に帳尻が合わされる、という考え方からですね。後者のタイミングで購入すると、近い内に株価が下がってしまうだろうと判断されます。

逆に株価が1000円で1株あたりが2000円なら本来の実力から下に見られている為チャンスと思われますよね。
ところがどっこい、株価が安いと言うことは『投資家が不安を感じている』ということに他なりません。つまり、何らかの不安要素を孕んでいる可能性が高いということ。こういう場合は業種全体や企業に関わるニュース、企業からの発表を確認する必要があります。

○PCFRとは

PERと似ていますが利益から一株あたりの値段を割り出すものです。こちらは実際の純利益での判断となります。
例えばPERは売掛金を含めた実際手元に無いお金や利益の使用用途を含めない純利益での計算となりますが、PCFRはキャッシュフロー、つまり利益の使用用途や減価償却費(ざっくり言うと設備費用の一括購入を耐久年数で割り、一年あたりの経費として計上)を明確にした上での売上金の流れです。
要は利益から雑費や経費を引いた額から一株あたりの金額を判断する為のものと考えて下さい。
PCFRは『株価÷1株あたりのキャッシュフロー(純利益(営業キャッシュフロー)÷株式総発行枚数)』となります。
主に同業他社と比べて、どの程度設備費用に掛けているかを割り出す事が出来ますので、PERは高いのにPCFRが低い場合は何かしら利益を傾注させなければならない事がある、と判断出来ます。例えば事業拡大や大型発注予定の為に設備費用を上げる等がそうですね。
これはPERだけでは判断出来ない事ですから併用することで見極める事が出来るようになります。

ROE(株主資本利益率)とは

企業が株を上場させる理由は投資家、株主からお金を集める為です。そして、集めたお金を使ってどのぐらいの利益を出したか、によって企業の方向性が正しくか判断出来るようになります。
上場してお金を集めるということはそれを呼び水により大きな利益を出す事が目的ですから。
ROEは『EPS(年間利益÷株式総発行枚数)÷BPS(株式で得た資金や利益÷株式総発行枚数)』で計算されます。
ROEでは年間で出した利益の何%が株式資本により賄われているかを割り出すのが目的です。
ROEが高いと言うことは、それだけ株式資本を上手く活用出来ている事に繋がります。
逆に低ければ方向性が誤っている、もしくは設備や人材確保等の投資先が見当たらない先の不明瞭な企業と判断されてしまいます。

また資金の調達(借金)で資本を増やした場合もROEが高くなる傾向にあります。ROEを出すもう一つの計算式があるのですが『利益/売上高(利益率)×売上高/総資産(回転率)×総資産/株式資本(財務レバレッジ)』となります。
この場合に問題になるのが総資産に借金が加算される点です。資本は大きくなるでしょうが、その一部は金融機関から借りたお金、これでは返済と金利で経営状態は悪化する事が想定されます。
更に自社株買いでもROEは高くなります。購入した自社株をそのまま消却することで総発行枚数の減少を図る、と考えれば当然ですね。

このようにROEは企業側で操作が可能な数字です。高過ぎる場合は上記のような事態が想定されますし、低すぎれば経営能力を疑われてしまいます。日本の企業の平均は5~10%と言われていますが、こちらも業種全体から見て平均を見ましょう。

ROA(総資産利益率)とは

こちらは意味合い的に直球ですね。当年の諸経費を除いた純利益が総資産の何%にあたるか、を割り出します。
計算式は『純利益÷総資産』と至ってシンプルです。逆に言えばこのROAと他の数字に大きな剥離が発生していれば、要注意案件となります。
ROEは上場により活用目的を持った資産ですが、ROAは総資産から生まれる通常の利益ですから多少ROEが低くてもROAが高ければ企業として問題は無いと判断できます。
こちらも指標という程のものは無いですが、高ければ高いほど良いですね。10%越えてればノリにノッてる優良企業と言えるでしょう。

○なげーよ!

ざっくり言うとこんな感じ。
・PER→株価が利益の何%か、だよ!低いとお得だけど業種で平均違うから見比べてね!
・PBR→株価が総資産の何%か、だよ!低いお得だけどバッドニュースあるかもよ!
・PCFR→株価が純利益の何%か、だよ!低いと設備等に投資してるから今後伸びるかも!
ROE→株で集めた資本で利益がどのくらい出たか、だよ!高過ぎても低過ぎても怖いよ!
ROA→総資産に対してどのくらい純利益が出たか、だよ!高ければ高い程良いよ!

中々難しいお話です。ただ、これらを使えば企業の状態を確認出来るから便利ですね。気になっている企業があればチェックしてみましょう。
ROAとPCFRは特に優秀だと思います。内情がよく分かりますし、今後の伸び率が顕著に反映されますからね。

もっと判断基準ないの?

一番良いのはニュース等を参考にすることです。どんな事が株価に影響するかわかりませんしね。
特に海外関連は日本への材料輸入から様々な企業に波及、飛び火しやすい傾向が大きいにも関わらず、報道数が少なかったりで見逃してしまう可能性も高いから怖いですね...
また、今は全般的に株に対する目線はどの投資家も厳しめです。米国株に対する不安感から上げ下げを頻繁に繰り返していますので、時期としては尚早な感覚があります。

もし、それでも欲しいとなると不況や景気に左右されにくいインフラ関連株が注目されると思います。
株はその業種が景気に関連するかどうかで判断されることも多く、主に『景気敏感株』と『ディフェンシブ株』というのがあり、例で言うと
景気敏感株→鉄鋼や製紙、ガラス等、製造関連に該当する株
ディフェンシブ株→生活基盤のインフラである電気やガス、通信、または食品や医薬品等の株

景気敏感株は世界情勢と景気で大きく上下します。幅が大きい為、下げ局面で買えれば幸いですが、どこまで下がるかわからない不安がありますね。
対してディフェンシブ株は需要が常に一定量あり、上限下限が限定的です。キャピタルゲインで大きく儲けるというよりは長期保有時のインカムゲイン等が狙い目となります。
また、金融関連や不動産関連株も常に一定の需要があるものの、景気に左右されやすい為、値動きの変動が大きくなります。

このように情勢に合わせた購入も検討する方が良いですね。
特に長期投資ならインカムゲインは大きな強みです。値上がりするまで待機しつつ増配が有る限り配当金収入を得たり、逆に値上がりを見て売却を行う等、様々なタイミングで生かす事が出来ます。
インカムゲイン株を用いた投資はリスク軽減の意味合いも強いので、大きく勝負したくない時はオススメですね。


株を購入するにあたり、重要なのはタイミングです。今の最安値が未来の最安値とは限りません。
今の情勢は不安定であり、いつかの様な大暴落また来ないとも限りません。株は多数決で決まるギャンブルのようなものです。失うリスクを自分の頭で考えながら立ち回りましょう。


精読ありがとうございました。




最近登録しました。宜しければお願いいたします。
にほんブログ村 投資ブログへ
にほんブログ村