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初めての方向け:チャートの見方?+α

まだまだ抜歯後の部分が痛くて、毎日飲んでいたホットコーヒーが飲めなくて難儀中の私です。

今回は投資におけるチャートの見方の説明します。株価やFXで波線が使われるアレですね。基本的には時間を軸に価格で上下する流れです。

見ればなんとなくはわかるんでしょうけど、これが示す情報量は多い為、見れるようになって損はないと思います。日足とか5分足とか細かい見方の違いが有りますから『何故この動きをしたのか』なんて分析の参考になるんじゃないでしょうか?

 

 

 

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ローソク足

 

まず、投資におけるチャートとは先程にも表記した通り、投資商品の時間経過による上がり下がりを波線で表記したものです。しかし、この波線は単なる線で表記はされず、ローソク足というもので表記されます。どんな物かは以下の画像をご覧ください。

 

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※ フリー素材の来夢来人様より引用させて頂きました。

この串に刺さったはんぺんみたいなのがローソク足です。串の部分は『ひげ』、はんぺん部分を『実体』と呼びます。

 

まず、『実体』について。上記は白と黒で表記されていますが、白と青や青と赤で表記の場合もありますね。意味するところは

・白は陽線。終値始値を上回ったサイン

・黒は陰線。終値始値を下回ったサイン

つまり1日(日足)でチャートを見た場合、上昇してれば陽線が付いていて、下降していれば陰線が付きます。これが5分間隔(五分足)なら5分毎の始値終値ローソク足で表記されるのですね。色の違いは終値始値を見ればすぐわかると思います。

また、たまに昨日の終値と翌日の始値の位置がズレる事もあります。これにはチャートの反映とリアルタイムとの齟齬が1~2秒程度発生するのが理由だそうで、取引可能時間外のニュース等で株価が下がる場合の開幕スタートダッシュ等、突発的な取引集中が原因なようです。(色々見てみたんですがこれだ!と確証の得られる物が有りませんでした。)

 

続いて『ひげ』ですが、その時間で取引額がどう変動したかを示します。1日中で下がったり上がったりする流れで上にひげが伸びていれば先端が瞬間最高値、逆に下に伸びていれば瞬間最低値の判断もできます。ひげが延びていなければその日はひたすら上がった、もしくは下ったと判断出来ます。

ひげは圧力を示しますので、例えば通常時で良いニュースも悪いニュースも無い場合、上に長いひげが伸びていたのに実体は低くなっているということは上昇を阻止しようとする圧力が掛かっていると判断出来ます。逆に下に長いひげが伸びていた場合は下がっていたにも関わらず、下降よりも上昇に圧力が掛かっていたと判断出来ます。

圧力とは株価が上下することで発生する投資家の購入、売却の流れです。分かりやすく言えば、一時的に株価が上昇すれば、購入するより売却する率が高まりますからどんどん市場に売りに出されます。すると、売却され続けた株価は市場での価格が落ち、下落をし始めます。一定まで下がると売却しても損をする、と市場から株売却の流れが止まり、今度は安くなった株を購入し始めます。先程まで市場に売りに出されていた株はどんどん購入され、だんだん株の価値は上昇し始めます。ピークに至ればまた売却の流れが発生する、というのが基本的な流れです。

 

最後に下の棒グラフですが、これは売買出来高を示します。株がどれだけ活発にやり取りされたかを示すグラフです。高ければ高い程活発にやり取りされている、つまり大量の売却、もしくは購入が始まってますよ、という圧力が掛かったサインになります。高値圏で棒グラフで高い数値が発生したら株価上昇はこれで終わり、と見切りを付けられますし、発生していなければまだもう少し大丈夫、と判断出来ます。

 

つまり、流れを見るときは

①実体を見て始値終値でどのくらいの幅が生まれるかを見極める

②ひげを見て圧力の方向性を知る

③売買出来高を見て、圧力がどの程度発生しているかを確認する

例えば前日上がっていたまま終わっている場合、翌日は下落に向かっている最中と予想出来ますし、逆に下がり始めたところで終われば翌日は下落から始まる、と予想できますね。そして、ひげが上に伸びていれば次は下落相場になる圧力、下に伸びていれば上昇相場への圧力が掛かっていると言うことも判断出来ます。

また、実体がほぼ無くひげだけが長く上下のどちらかに伸びている場合(漢字の『十』やそれを上下反対にしたような形状)は底値や天井を意味する事が多く、売り、または買いの流れが止まった事を意味する事が多いようです。つまり十字が発生したら流れが反転するサインとなります。

 

 

このようにローソク足は指標としてみる分には非常に便利です。ただし それがあくまで『基本的にはそうなる』という指標でしかないことを忘れずに。株価の上下とは変な言い方をすれば人の意思のうねりのようなものです。もう上がらないだろうと判断しても大多数の人がそう判断しなければ上がり続けます。逆もまた然り。

更に日足だけでなく週足、年足でもこの山と谷は形成されますから、一時的な判断では読みきれない部分が多数あります。長期的か短期的か、でも差異が生まれる以上、自分がどの立ち位置で戦うのかを決めておく必要があります。

 

因みにこのローソク足は江戸時代から使われている表現方法です。発案者は江戸時代の相場師、本間宗久。またローソク足を使った『酒田五法』というテクニカル分析法は今も使われています。紹介するとwikipedia丸々コピペと変わらない上、下の内容から紹介するの控えよっと。各自ググって下さい。いや、やっぱりurlだけ貼っとこ。

酒田五法 - Wikipedia

そう考えると江戸時代から投資に携わる人の心理ってそんな変わらないんですねー。

 

 

移動平均線

 

チャート表記には先程のローソク足とは別に、移動平均線というものがあります。移動平均線には色んな種類がありますが、まずは単純移動平均線から説明します。

単純移動平均線とは過去の一定期間中の終値の平均を線で繋げたものです。短期から長期で見方が変わってきます。もし、チャートを見る上で参考にするならこの周期が代表的です。

・日足→5、25、75、200日の短期平均線(休日を除いているので、それぞれ1週間、1ヶ月、3ヶ月、1年を指します)

・週足→13、26、52週の平均線

・月足→12、24、60ヵ月の平均線

 ※上記以外にも細かく設定可能ですが、チャートを作ってる会社毎によって種類が異なります。

要は平均値からチャートを分析して、傾向を見るのが平均線の最も基本な流れです。株価とはブレの連続で成り立っています。平均を出して小さなブレに動揺せずに安定感を持って進む為の指標ですね。下にある図で言うと赤いラインが短期ライン、緑色のラインが長期ラインですかね?

 

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※ フリー素材の来夢来人様より引用させて頂きました。(2回目)

 

 

続いて、移動平均線乖離率というものを説明します。移動平均線乖離率というのは平均から見て今の株価が何%離れているのか、を明確にしたものです。過去の平均を見て、どのくらいで売りに出すかを見極めるものです。

例えば、過去の天井の乖離が平均5%程度であればその手前で売りに出すことで高値売りが出来る、下落した場合も同様に買いに転じる事が出来るといった内容です。他の投資家の動きを割り出す為に使用するなら非常に有効だと思います。何せ、基本的にあらゆる投資家はパーセンテージに基づいた自分ルールを設定していますから、その決定打となるのは株価の上昇、下落な訳です。

ただ、これは短期、もしくは中期的な目線での話です。長期になると、どうしても突発的なイベント等の影響で正確なデータを得づらくなってしまいます。長期保有で使う場合はその事を加味した上でデータ取りをしましょう。

 

 

で、ここまで調べながら綴ってる途中、気になる記事を見つけました。

本来この記事はそのまま『グランビルの法則』というアメリカのジョセフ・E・グランビルという著名な投資分析家の発案に基づいて有名な『デッドライン』や『ゴールデンライン』の話を織り混ぜながら作ろうと思ったのですが、どうやら疑問を抱いている人が少なく無い模様。で、色々読んでいて思ったのが「これ使うの難しくない?」という疑問。この法則、チャンスがやたら多すぎる。こんな簡単にサインを読み取れて対応出来るなら株で負けるって難しいのでは?

 

ざっくりグランビルの法則を説明すると1~4の買いサインと5~8の売りサインを短期と中長期移動平均線と照らし合わせて、この位置でこのラインが交差したり離れたりすると買いや売りのチャンスですよ!という内容です。

これは現代でも通用すると『言われる』非常に有名な法則です。しかし、この法則に合わせれば必ず勝てるのかと言われるとそんな簡単なものでも有りませんし、突発的な事態が絡むこともあります。

そして、先程も綴りましたが、株価の上下は人の意思のうねりのようなものです。更にそこへ悪意が絡むこともあります。資金に余裕のある人は意図的に大量の株を保有し、株価の上昇や下落を生み出す為に、この法則に敢えて近い状況を作り出す『だまし』と言われる手法を使う場合が有るようです。騙し上げをした人は高値圏で大量の株を売り払い、あっという間に株価が下落、乗せられた人は安値で株を吐いてしまい、それを更に騙し上げした人が再度購入する、なんてこともあります。皆が知ってる法則通りだから、皆が動いてるから大丈夫、なんて思い込む人が一番のカモで足元を掬われるのではないでしょうか?

 

また、真偽は分かりかねますが、実はグランビル自体もこの法則は使って無かったのではないか?とか、この手法で投資したけども全く結果がついてこない、という情報もあります。これだけ有名なのに一体どういう事なんでしょうね?そこらへんは正直さっぱりです。

 

なので、途中ではありますが一旦紹介を控えさせて頂きました。真偽不明のまま紹介するのはちょっと...抵抗があります。

一応これもURLだけ貼っときますか。必ずしもそれが間違っていると証明された訳ではありませんしね。

移動平均線 - Wikipedia

 

 

ということで真偽はともかく、だましが発生してることは紛れもない事実です。先程の酒田五法も含めて先人の知恵を逆手に取られる恐れがある点から途中で切り上げましたが、そのチャートの見方、流れを確認する手法自体は確かなものだと判断しています。流れを知るというのは、投資において最も重要な判断基準だと私は考えていますので。

結局のところ、法則というものに頼ることは思考停止に近いのかな、とも思います。先人の知恵は誰も知らない状況なら有効だったのかもしれません。でも、今や私のようなド素人ですら簡単に知り得る以上、その有効性に疑問を感じざる負えません。

※私の個人的な意見ですので、あくまで参考程度にしてもらえれば幸いです。これで勝ってます!って人もいますしね。

 

今回のまとめは

・チャートを見るなら短、中期は移動平均線と乖離率を参考にするといいよ!

ローソク足は全体的な圧力の流れを見るのに適しているよ!出来高量と一緒に見ようね!

・意図的な株価上昇を誘ってくる人もいるから注意しようね!

 

こんな感じですかね。正しい解答を出せる程、私も知識は得ていないのが残念ですが、ご容赦下さいませ。範間勇次郎も『毒も喰らう、栄養も喰らう』って言ってましたし、正しい正しくないは別として知識として得ることが重要かもしれませんね。

 

ご精読ありがとうございました。