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初めての方向け:ポートフォリオ

投資を始めました。

 

一先ずセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドに少しずつ貯めていこうと思います。やっぱり不安定な情勢には安心出来る商品を選びたいのでここはセゾン・バンガード・グローバルバランスファンド長いな、名前。ど忘れするわ。

暫くはちょっとずつ貯めていくつもりで貯金がわりにコツコツいきます。その内に株も同時進行で進めていくので、株価の情報感度を上げなくては。

ついでにポートフォリオをどうするべきか考え中です。

 

upupboo.hatenablog.com

 

 

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ポートフォリオとは

 

今回は投資におけるポートフォリオというものの解説をします。

円グラフでパーセンテージ表記された物を大概の方は見たことがあると思いますが、要はそれです。ここに入力されるべき物は以下の種類となります。

・株式(国内、先進国、新興国株式等)

・債権(国内、先進国、新興国債権等)

・不動産(J-REITREIT)

ちょっとざっくり整理して解説しましょうか。

ポートフォリオ上、これらは攻守の関係になります。株式、不動産関連は投資で利益を上げる為の手札です。勿論、下げの可能性も有りますので状況により入れ替えたりする必要があります。

対して債権は守りの手札です。全体的な株価の下落が発生すると債権の価値は上昇します。不況において手堅く、価値の喪失は国の破綻と同義になるからです。そんな滅多に国は破綻しませんよね?(破綻しそうな国はちょいちょい有りますけど)

つまりポートフォリオは攻守のバランス良く配置すれば景気の波動にも耐えられるようになり、利益を上げられるわけです。株価上昇時にはその波に乗る為、株式中心にシフトして資産価値を上昇させたり、不景気による低迷が続いた場合はリスクの低い債権にシフトして資産価値を上昇させたり、といったことも可能では有ります。その見極めを行うのがポートフォリオでの分析です。当然ながら完璧な数値というものは有りませんし、状況は刻一刻と変化しますから、株式と不動産、債権を適宜再配置(リバランス)を行う必要があります。

 

そして、投資商品とは色々有るものです。商品によっては値動きが大分変わりますし、更に取り扱う国によって変動差はより顕著となります。

 

まず、国内というのは日本の事です。株式、債権共に成長率が鈍化しつつある最中で、特に日本は債権への金利が非常に低い為、価値変動も低ければ長期保有金利も低いと、超ローリターン。10年間で基準金利はひたすら下がり続けており、しかも他の国なら割りと金利の高い筈の10年国債は現在2018年10月において金利は僅か0.15%となります。

これを買う価値が有るか無いかと言われると、買っても別に悪くないです。銀行に預けているよりは良いですし、ましてや価値が下落するのは日本が破綻した時、と超ローリスク。銀行よりも安全な価値を持つので、暫く寝かせる予定のお金が出来た場合の選択肢ですね。但し少くとも一年は解約出来ない上、中途解約すると直前利子二回分の返還を求められます。

国内株式も資産を上げる為の手段では有りますが、最近は米国に株投資する人が多い様子。理由は、今評価されているのがIT関連株な事でしょうか。日本はトヨタ等の製造業が主に伸びていますが、製造する為の材料を輸入に頼らざる負えない以上、他国の影響を受けやすい側面があります。結果、世界経済がまんま反映されてしまう状態は好ましくなく、避けられています。また経済的な新陳代謝が少なく、ずーっと何年も似たような銘柄が株価上位にいて成長率が低いことも大きな理由ですね。

 

先進国はG7やEU、台湾や韓国等、技術や生活水準の高い国を指します。海外株も様々な種類がありますが、注意するべきなのは為替です。購入する際の為替手数料や日々変動する円の価値も相まって、計算が煩雑になりやすいです。また日本の証券会社等では購入出来ない商品もあるので、中々取り扱いが難しいですね。英語に堪能で有れば海外証券口座を開いて購入も出来ます。

また人気が高いのはアメリカです。株式の成長率や債権の利益率まで安定した高さを誇ります。経済の中心と言われるだけあって、逆にアメリカが不況に陥ればその影響を非常に広く波及します。2009年のリーマンショックアメリカが発端となって発生して、日本でも大きなショックを与えましたね。あの頃は私の業種的に地獄でした。

 

新興国は有る分野(経済、産業、政治、軍事)を中心に発展を遂げている発展途上国を指します。また1990年代以前に指している新興国とは別物なので注意が必要です。中国やロシア、ブラジル等、一種の大国とも言える国も新興国と称されてます。

現在、新興国株、債権の取り扱いは非常に難しい部分があります。理由としては価格の乱高下が発生しやすい点にあり、世界経済の影響や投資家サイドに大きな理由があります。

まず、新興国は基本的に経済的な豊かさがある国だけとは限りません。投資された金額が他の国に比肩される程ではなくとも、デフレの最中にある新興国では大きな原動力となりうる為、少し投資が集中しただけで一気に株価が爆騰、なんてことがあります。逆に利益を得た投資家からの売却が続いたり、先進国の金利が上昇等、他に魅力の有るものか発生すると投資先が反れる為、あっという間に株価が下がります。投資家から見てもその国の発展は約束されているわけではない為、売りに出されやすい、不安定な株ですから、その先の期待をされているわけではないのです。厳しい言い方をすれば『投資家の波に翻弄される小舟のような国』が少なくはありません。

それでも投資を得る度に生活や経済水準は徐々に上がってきています。新興国はまだ成長途中の国ですから安定感が生まれるまではまだまだ先でしょうが、これが何度も繰り返される内に先進国に徐々に近付いていくでしょう。成長の余地が大きく残されている分、今後、現在の先進国を抜く可能性もあります。

 

最後にJ-REITREITについて。不動産投資となりますが、私は元々不動産投資に懐疑的。不動産はまず入居者が集まるかという前提がクリア出来るか、そして入居者がいても経年劣化や住人トラブル等様々な問題があります。

色々調べてみたのですが、今注目をされているのが物流関連施設、そしてホテルですかね?物流関連は日本、海外問わずネット通販が伸びている昨今、需要率も高く安定した賃料が得られており、少なからず今後の見通しも明るいと思われます。会社の規模が大きくなればより大きな、もしくは複数の倉庫を必要としますからね。そして、日本では2020年のオリンピックの為、宿泊施設がより必要と見直されている訳ですからホテル関連のREITも人気が高いようです。ただ、個人的にはホテル関連の先々の見通しとしてはオリンピック終わった後の安定性に疑問があります。

 

 

 つまり、

①大きく儲けるチャンスは新興国株式や債権

②手堅く儲けるなら先進国株式や債権(マイナス金利という短期保有時のデメリットもありえます。)

③更に今後需要や成長が見込める物を探す

これらをポートフォリオに加えていく流れになります。

例えば安定重視なら先進国債権の割合を上げたり新興国保有を減らしたり、無くしたりするのがベストでしょう。但し、これでは資産の増える割合が物足りなくなってしまいます。逆に増やす為に株式の割合を上げてしまうと、今の様な株安時に大きな損を含む形になってしまいます。

リスクと利回りは比例になっていますので、リスク資産で有る株や債権、REIT、これらの投資をバランス良く組んで、自分の望む資産の成長率とリスク許容度を組み上げるのがポートフォリオなのです。

直接株や債権を購入し組み上げてもいいし、投資信託商品には一定割合の債権やREITを含んだ商品もありますから、慎重に資産形成したい方は購入を検討する余地はあると思います。ただ、どれだけリスク許容度を減らしても資産が全く減らない、ということは言い切れませんからね。基本的に投資は余剰資金で行う物、ということを忘れずに。

また、個人でこれ等リスク資産を管理するのは難しいと思います。時間に余裕が有る人ならいざ知らず、スマホも弄れない様な環境が続いてしまう仕事の場合、株、債権、不動産の管理は勝手にリバランスしてくれるバランスファンドやロボアドバイザーに任せた方がいいでしょう。長期保有なら尚更、売り時や買い時を見逃す可能性も高いのですから。

 

 

はい、こんな感じですかね。相変わらず文字大杉問題。

実際問題として組んでみない事にはわからないものです。時期、情勢に合致させ続けるというのは中々難しいものですから、こればっかりはバランス感覚が重要かと思います。因みに私が購入したセゾン某は前にも説明した通り先進国中心の株式50:債権50のバランスファンドです。つまり、現段階の私のポートフォリオはセゾン某と同様のポートフォリオな訳です。これに更に追加で別の先進国株式100%の投資信託を購入する予定ですが、この場合株式75:債権25のポートフォリオが組み上がります。先進国株式でブースト掛けながら上昇し、失速した場合は債権で軟着陸を試みる流れですね。もう少し債権増やしてもいいかな...

 

参考になれば幸いです。

ご精読ありがとうございました。